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ドイツ・ケルンで開催されていた「gamescom 2018」にて、CD Projekt Redが開発中の最新作『サイバーパンク2077(Cyberpunk 2077)』の開発者プレイが関係者に披露されました。まだ多くの謎に包まれたままの本作ですが、会場で知ることができたゲームシステムや世界観などのレポートをお届けします。
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gamescomの会場では、『サイバーパンク2077』は関係者しか入れないビジネスブースのみの出展。タイトルロゴで飾られた黒いブースは、会場でも異彩を放っていました。
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開発者によるプレイが行われるエリアは撮影厳禁でしたが、『サイバーパンク2077』の世界観が再現された待機室は撮影OKでした。待機室は、ゲーム中に登場するであろうクラブを模した装飾が施されており、その世界観の一部を垣間見ることができました。
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実演エリアでは、開発者によって『サイバーパンク2077』が一人称RPGであることが説明されました。続いて、プレイヤーキャラのクリエイト機能を紹介。プレイヤーのアバターとも言えるキャラクター「V(ヴィー)」は、性別や髪型、顔つきなどの外見の他に、人物背景などを選ぶことができるようでした。ちなみに、クリエイト中の画面は男女のキャラクターは生まれたままの姿で表示。主要なポイントにはモザイクが施されていました。また、主人公も体の一部を機械化しており、首元のスロットにチップを差し込むと様々な情報を読み込めます。視点は機械化しているためにHUDが表示されているという趣向。
キャラメイクが終わると、ミッションに突入。このミッションは、行方不明になった女性を探しに、サッカーボールの模様のような頭の男「Jackie」と共に違法人体パーツ屋へ乗り込むというもの。人体パーツを取り出した後がある死体がそこら中に転がっている薄暗い部屋がステージです。そこでは一人称の銃撃によるシューター要素と敵へのダメージ数値、麻薬のようなアイテムを吸引することで使用できるスローモーを確認できました。『ボーダーランズ』シリーズや『Fallout 4』のようなシステムに近そうです。
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ミッションは行方不明の女性を見つけて運び出すところでクリアなのですが、その行方不明の女性は終始全裸。キャラメイク画面にあったモザイクはありません。『ウィッチャー』シリーズでも見られた表現ですが、国内で発売される際に規制無しで行けるのか怪しそうです。体の一部にも物理演算が組まれているのか、わずかながら揺れていたようにみえました。(もしかしたらそう見えたのは筆者だけかもしれませんが…)
ミッション終了後に『サイバーパンク2077』の舞台となる街の全貌が明らかになりました。未来的な高いビルが立ち並びながらも退廃的で、「カラオケ」や「HOテル」など日本語の混じったネオンが至る場所にある雰囲気は、まさに映画「ブレードランナー」そのもの。そんなオープンワールドの世界には、多くの人間や野良猫などのNPCが自由に生活していました。
高層ビルから地下までの高低差のある世界ながら横も広く、ミッションを受けるために車を使って移動する場面も。車での移動中にも敵が襲ってくることがあるようで、ドライブバイによる戦闘も展開していました。
本作でも『ウィッチャー』シリーズのようにゲームのあらゆる場所でいくつかの選択肢が発生し、どれを選ぶかによって展開が変わっていきます。中には、武器密売組織と取引後に「そのまま帰る」と「ぶっ潰す」のような選択もあり、自ら争いを起こすこともできるようでした。
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今回のプレイの終盤では、ジェネレーターを搭載した刀を使い、スライディング攻撃などで敵の部位を切断したり、防弾効果のあるシールドを発生させる防御なども披露。さらには、主人公の腕をカマキリのような刃物が飛び出るように改造して戦ったりと、銃撃だけではない多種多様な戦闘が繰り広げられました。
まだまだ明らかになっていない部分が多く、一般へのプレイ映像も公開されていない『サイバーパンク2077』。クセの強い世界観の一人称RPGではありますが、とんでもないゲームに仕上がりつつあるのは見て取れました。少なくとも筆者は今回の開発者によるプレイを見て購入を決意しました。
『サイバーパンク2077』はPC/PS4/Xbox Oneを対象にリリース予定。日本語にも対応予定です。