キーボード/マウス、コントローラーに留まらず、昨今では様々な操作方法でビデオゲームを楽しむことができます。その中でも、アメリカの大学にて研究中のユニークな操作方法を持つタイトルが海外メディアによって取り上げられました。Polygonが紹介する当該のタイトル『In the Same Boat』は、アメリカのカルフォルニア大学サンタクルーズ校にて研究・開発中のゲーム。ゲーム自体は障害物を避けながらボートをひたすらに漕いでいくランニングゲームのようですが、“人間の表情を変えること”で操作していくのがポイントです。プレイヤーはPCに設置されたカメラに見せた表情によって、ゲームをコントロールすることになります。画面上に表情を指示するアイコンが出現したらそのとおりに表情を変えていく、というのが本作の基本的な流れですが、本作のさらなる特徴は2人協力プレイであるということ。同作の目標は「ネットワーク化された遊びを通して、距離を越えた親密さ、信頼、愛情、愛情」を育むことということで、ゲームを通じて同じ表情を作ることを楽しむことでそれを実現しようとしています。なお、同作の開発に携わるKatherine Isbister氏はゲームなどが感情に与える影響の調査研究を継続して行っており、Polygonによれば他にも幾つかのゲームのプレゼンテーションが行われていたとのことです。いずれにしても、パーティーゲームとしてなかなか楽しめそうな本作。一般のゲーマー向けに広く公開される日が待ち遠しいところです。
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