The former head of PlayStation Worldwide Studios believes the AAA model needs a rethink
— GamesIndustry (@GIBiz) June 23, 2020
"Instead of spending five years making an 80 hour game, what does three years and a 15 hour game look like?"https://t.co/0kGQn1eeLV
「現在の開発コスト状況ではゲーム業界がAAAタイトルの制作を続けることが不可能になる」とソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ(SCEA)のCEOを務めていたShawn Layden氏が警告しました。
これは、先日行われたオンラインイベント「Gamelab Live」のトークライブ中に発言されたもの。同氏はかつて100万ドルで制作していたAAAタイトルの開発費が、現在では8,000万ドルから1億5,000ドルになっていると指摘。開発費や開発期間のコストが増大しているにも関わらず、ゲームの販売価格がほとんど変わらない現状に「業界の維持や成長が難しくなる」との懸念を抱いています。
また、Epic Gamesが開発している「Unreal Engine 5」などの新たな開発環境に対して「4KやHDR画質のゲームクリエイトのコストは決して安いものではない」とも発言し、今後のゲーム開発コストがさらに増大する可能性に言及しています。
同氏はこの現状を打破する方法として、「5年間の制作で80時間プレイできるゲーム」ではなく「3年で15時間プレイできるゲーム」の開発を提案。コストを抑えるだけでなく、多くのゲームをリリースすることで「より表現力のあるコンテンツをユーザーへ提供できるようになる」との考えを示しています。