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インディークリエイターのMate Magyar氏はゲーム開発における面白いストーリーと題して、開発タイトル『Knife To Meet You』のダウンロード数が最近突然増加したエピソードを語りました。
突然届いた「ゲームが不正入手されている」警告。有名な例え話と同じ状況を笑い飛ばす作者
Sudden download increase - a funny dev story :)
byu/mue114 inIndieDev
エピソードのきっかけはDiscordを通じて見知らぬユーザーから「緊急:ゲームを不正な手段により無料で入手している人々がいる。」とのメッセージを受け取ったこと。初めは困惑したと語るMagyar氏ですが、すぐにその原因に気づき笑い声をあげたといいます。
その原因とはゲームを早期アクセスから正式リリースへの変更に伴い作品を有料化したこと。早期アクセス期間は無料で配信していたため有料化までの移行期間が発生し、特殊な手段で無料入手できたのだそうです。これに気づいたユーザーがSNSを通じて拡散し、結果としてMagyar氏に警告が届くことになりました。
「本作はこれまでほとんど無名なタイトルだった」と語るMagyar氏。それにもかかわらずダウンロード数が突然増加したことに、「無料で引き取り手を探した冷蔵庫には誰も見向きもしないが、値段をつけた途端盗まれていく」という海外の有名なたとえ話が頭に浮かんだと話しています。
売上は開発費の1/900とうそぶくも、「覚悟の上」と気丈なコメント
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Magyar氏は「売上に影響したか?」との質問に対しほぼ1日分の開発コストを回収できたと反応。利益を出すにはこの調子であと900日が必要だとうそぶきながらも、「私がインディーゲームを作ろうと決めたときに取ったリスクだから文句は言わない」と気丈な発言を返しています。『Knife To Meet You』はWindowsPC(Steam)/iOS/Android向けに発売中です。