
ストーリーテリングは、ゲームデザイナー/イシイジロウ氏初の著書となる「IPのつくりかたとひろげかた」が、10月25日(日)より、星海社新書から発売されると発表しました。
本書は、「文豪とアルケミスト」の世界観監修や「新サクラ大戦」のストーリー構成に携わった、ゲームデザイナー/イシイジロウ氏初の著書となり、「IP成功の絶対法則」を題材に、様々なIPの成功例・失敗例から学ぶ、“IP進化論”の考察が執筆されているとのことです。
著者プロフィール
- イシイジロウ、1967年生まれ。
- アドベンチャーゲームを中心に、さまざまな作品のシナリオ・監督・プロデュース、ディレクションなどを担当する。
- チュンソフトで『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』監督、『428 ~封鎖された渋谷で~』総監督などを務めたのち、レベルファイブで『タイムトラベラーズ』などを経て2014年に独立し、2015年にストーリーテリング設立。
- 近年の仕事に『文豪とアルケミスト』の世界観監修、『新サクラ大戦』のストーリー構成などがある。
IPのつくりかたとひろげかた
作品を次世代に引き継ぐには“世界観IP”へのアップデートが必要だ!
シリーズ化して後世に残る作品と、続編が失敗して忘れられてしまう作品の違いは、「世界観IPになっているか」にある。作品が世界観IPになるためには、ストーリーが面白いことは大前提だが(=ストーリーIP)、さらに愛されるキャラクターを立て(=キャラクターIP)、その上でキャラクターが入れ替わっても魅力が失われないシステムを打ち立てる必要がある(=世界観IP)。世界観が確立すれば、作者が入れ替わり、時代に合わせて脚色してもIPは同一性を残して未来に受け継がれる。目次より抜粋
【まえがき】【第1章:“キャラクターIP”と“世界観IP”】
- 次世代にバトンを継ぐために
- 作品とIPのパラドックス
【第2章:マーベル・シネマティック・ユニバースの軌跡】
- IPは三つに分類できる
- 「ターミネーター」はストーリーIP
- 忘れ去られつつあった「宇宙戦艦ヤマト」
【第3章:「スター・トレック」と「スター・ウォーズ」】
- スターではなく、IPを第一主義に
- すべては「アベンジャーズ」への布石
- 似ているのはニトロプラス
【第4章:日本のIP】
- 打ち切られた「宇宙大作戦」
- 「TNG」以後のIP戦略
- 新たに生まれる時間軸の概念
- つまづずいた続三部作
【第5章:僕自身が携わってきたIP】
- 「機動武闘伝Gガンダム」の成功
- 一度終わらせた「ドラえもん」
- バトルマンガのヒエラルキーと「鬼滅の刃」
- 少年ジャンプの「名探偵コナン」があってもいい
【第6章:IPの勝利】
- 原作と資本の関係
- アニメ版「モンスターストライク」
- 「文豪とアルケミスト」のメディアミックス
【あとがき】
- ゲーム業界とIP
- 近年の「ドラゴンボール」の急成長
- IPの勝利とは何か
▼書籍情報
- タイトル:IPのつくりかたとひろげかた
- 価格:980円(税別)
- 発売日:全国書店で10月25日より発売
(Amazon.co.jpは10月26日発売)- 新書:256ページ
- ISBN:978-4065212899
- 出版社:講談社