ゲーム配信サイトGOG.comは、オープンワールドRPG『サイバーパンク2077』などに関連して、ゲームキーを同社公式サイト以外から購入しないように注意を呼びかけています。
ゲーム発売元から正式な承認を得ていないゲームキーの売買を行うデジタルマーケットプレイスでは、しばしば「盗まれたクレジットカードで購入したキー」「偽物のゲームキー」などが販売されているケースがあります。GOG.comでは、そういったサイトで購入したゲームキーが「ゲームが遊べるかどうかを保証できない」としており、同プラットフォームで遊ぶ場合は必ず自社サイトにて購入してほしいとしています。
同社の公式Twitterでは、例として「9JM6616D211B9FEA」というキーについて有効なものではないとしています。このキーはCDKeysなどのデジタルマーケットプレイスで『サイバーパンク2077』として販売されているようで、使用できないものであることをサポートページにて紹介しています。
デジタルマーケットプレイスで海賊版や不正購入のゲームキーが販売されている件は、これまでも問題視されており、海外Amazonのマーケットプレイスで海賊版が流通していた問題や、デジタルマーケットプレイスG2Aの売買で不正キーが取り扱われていた問題などが報告されています。なお、キー形式でのゲーム販売サイトとして有名で、問題のあるサイトと混同されがちなHumble BundleやFanaticalなどは「ゲーム発売元から承認を得て正規のキーを販売しているサイト」ですので、安全なゲームキーが入手可能です。
なお、GOG.comではゲームランチャー「GOG Galaxy」を使用した一括ダウンロード以外にもともと使われていた「offline backup installer」という仕組みが存在。サイト上から分割されたゲームファイルを直接ダウンロード・インストールして、ランチャーなどを介さず楽しめるこの方式、『サイバーパンク2077』では27分割という膨大な数字になっています。なんとなく昔のPCゲームを思い出す分割数ですね。