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半導体メーカーのAMDは、アナリスト向けの会議にて、今年前半は多くの市場でGPUの供給不足になると予想していることを明らかにしました。
ZDNetによると、この情報は、先日開催されたAMDの決算報告会後に実施されたアナリスト向けの電話会議でAMDのCEOであるLisa Su氏が述べたもの。昨年11月に発売されたRX6000シリーズは同社で最も早く売れたGPUとなるなど第4四半期決算は予想以上に好調だったものの、供給には制約があったと説明。
これはPCのローエンド市場やゲーム市場で供給不足が発生していたことが原因であるとし、現在は製造パートナーから大きなサポートを受けているとしています。しかし、業界全体で生産能力のレベルを上げる必要があり、今年前半は若干逼迫するとのこと。
GPU部門を含むAMDのクライアント・コンピューテング部門の売上高は、前年同期と比較して18%増の19億6000万ドルとなり、等四半期の売上高の60%を占めています。