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ユービーアイソフトは、タクティカルシューター『レインボーシックス シージ』について、チート対策に関する現状と今後の展望を公開しました。
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同作開発者ブログでは、「検出力の強化」「チートを妨害する障壁の追加」「チートの効力を抑える」の3点に重点を置いたチート対策を進めることを改めて明言。そして、詳細な通報の実施やチート対策ソフト「BattlEye」とのデータ共有などにより、2020年のBAN件数が91,000件を超えたことが報告されました。ユーザー数が増加しながら、チートが利用しやすくなっていという状況も関係しているようです。
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さらにブログでは今後の展望として、プレイヤーの統計データに基づく検出モデルによるチート検出力の強化が挙げられています。このモデルは今後も開発が続けられ、チート使用者を効率的に識別できるように、リアルタイムで起きている現象を明確に把握できるようになるといいます。
そのほか、ランクマッチの2段階認証やコードのセキュリティを高めるといった、チート使用者・開発者の活動を困難にする対策、脆弱性の評価と修正によってチートの余地を減らし、その影響を抑制していく取り組みなどが明かされています。
同作は開発チームとゲームの双方に大きな計画が用意されているとのことで、都合上その詳細はまだ明かせないものの、今後も開発者ブログにて透明性の高い情報を発信し続けていくとして投稿を締めくくっています。