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中国の税関にて、160個のCPUチップと16個の携帯電話をダクトテープで体に巻きつけて密輸を試みた男が逮捕されました。
男に巻きつけられていた160個のCPUチップは、主にインテル11世代コアと12世代コアで、総額50,000ドル相当になります。男は申告せずに広東省珠海市とマカオの間にある出入国検査場・拱北口岸の税関を通過し、歩いているところを当職員に止められました。変な姿勢での歩き方が当職員の注意を引いた模様。そのことから男は「歩くCPU」や「CPUマン」と呼ばれています。
近頃、中国ではパソコン部品を違法で国内に持ち込もうとする事件が増えており、先日には総額3,000,000ドル分のGPU約6,000個を違法に輸入しようとした事件が報じられています。また、2021年6月には今回と似たような手口で約300個のCPUの密輸を試みた事件もありました。
当局は事件のステートメントを発表しており、国に持ち込めるパソコン部品は個人使用の目的に限り「常識的な量」であることを喚起しています。