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仮想通貨マイニング企業であるStronghold Digital Miningは、第2四半期決算報告にて6,740万ドル(約100億円)の負債解消のため、26,200台のマイニング機器を手放したことを明らかにしました。
海外メディアTom's Hardwareは2022年1月、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨の暴落に伴い、グラフィックカード価格が下落し始めたことを報道しました。この傾向は現在まで続いており、6月30日にはグラフィックカード中古相場が最大で50%(過去数カ月と比較して)低下している件が、Bloombergより伝えられています。
そんな暗雲が立ち込める仮想通貨市場ですが、マイニングを専門とする企業Stronghold Digital Miningもビットコイン価格下落の影響を受けて、暗号資産500万ドル、デジタル通貨520万ドルの非現金減損を計上。加えて8月16日、ビットコイン企業NYDIGなどとの合意の元、6,740万ドルの負債解消と引き換えに26,200台の一定以上の性能を持つマイニング機器を手放すことを決定しました。
なお同意の結果、現在Stronghold Digital Miningが保持しているマイニング機器は約16,000台とのことです。ちなみに価格.comを参照すると、日本においても2022年5月から8月に至るまでグラフィックカードの相場下落傾向が確認できます。