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ロックスター・ゲームスの『レッド・デッド・リデンプション2』のオンラインモードである『レッド・デッド・オンライン』にてチーターと遭遇したプレイヤーが、その様子をロックスターに報告したところ、なぜか報告者がアカウント停止およびレベルリセットの制裁を受けたと海外メディアPCGamesNが報じています。
PCGamesNの取材に答えた報告者のKevin Daly氏は、レーダーから見えなくなる、対戦相手のロックオンを無効にするといったグリッチを悪用するユーザーと遭遇し、それらに関する映像やユーザー名等をロックスターの公式サポートチャンネルへ報告したといいます。
これに対しロックスターは「『レッド・デッド・リデンプション2』では現在、チーター報告を受け付けていない」と回答し、その後も様々なメールや報告を送ったところ、ロックスターの利用規約に違反したとして、最終的に30日間のアカウント停止を下したとのこと。さらに、キャラクター/インベントリ/進行状況のリセットも行われ、これらの決定は最終的なものであり、意義を申し立てることはできないと付け加えられていたそうです。
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Daly氏はロックスターからの回答を『レッド・デッド・オンライン』のsubreddit上で公開し、多くのプレイヤーから不満の声が上がりました。その後、ロックスターからは「チーター報告を受け付けないという回答は正しくありませんでした」といった旨の返信が来たほか、今後チーター報告に利用できる様々な手段を提示されたといいます。またPCGamesNからの連絡に対して、ロックスターは「Daly氏に送られたメールと、その後のフォローアップに関するメールはサポートチームからの正式なメールである」と認めています。
現在Daly氏のアカウント停止は解除されたそうですが、レベルなどの進行状況はリセットされたままであり、同氏は「正直、失望した」「PS2の頃からロックスターのゲームと共にあったし、お金も費やしてきたが、彼らは『レッド・デッド・リデンプション2』を見捨てて『GTAオンライン』を優先している」といった悲しみのコメントを残しているそうです。