
2022年2月に発足した日本発のブロックチェーンプロジェクト「Oasys」は、初期バリデータの一つとしてスクウェア・エニックスが参加し、さらに同社とともにOasysチェーン上での新しいゲーム開発を模索すると発表しました。
「バリデータ」はブロックチェーンのネットワークに接続してチェーン上の取引が正しいかを検証するノード(コンピューター端末)、もしくはその運営者を指す言葉で、運営者は検証により報酬を得る仕組みとなっています。
Oasysはゲームに最適化された独自のチェーン構造で取引速度やユーザー負担の手数料といった現状のブロックチェーンゲームの課題を解決し、ユーザーにより一層快適なゲームプレイ体験を提供するとしています。
Oasysの初期バリデータにはバンダイナムコ研究所、セガ、Ubisoft、Netmarble、Wemade、Com2uS、そしてスクウェア・エニックスといった国内外の大手ゲーム会社や、Yield Guild Games、MCH、CryptoGamesなどのWeb3ゲーム会社など、全21企業が名を連ねています。

スクウェア・エニックス ブロックチェーン・エンタテインメント事業部 担当執行役員 齊藤 陽介氏のコメント
「新しい技術から、新しいエンタテインメントは生まれる」と常日頃から考えており、ブロックチェーンやNFTは弊社としても非常に注目している技術です。日本発、かつゲーム専門のチェーンであるOASYSブロックチェーンのバリデータとして、他のゲームコミュニティやプロジェクトとともに参加できることを嬉しく思っております。 Web3ゲームに対する共通の熱意を持つ私達にとって、重要なパートナーシップであり、世界中のゲーマーのための全く新しいプレイ体験の創造を促進できる知見を得ることを楽しみにしています。
Oasys Director 森山 大器氏のコメント
長く世界的に愛されるゲームやIPを複数持ちながら、Web3領域にも挑戦されているスクウェア・エニックス様に参画いただくことは、ブロックチェーンゲームのマスアダプションを目指すOasysにとって大変嬉しいことです。今後はゲームでの協業も通じて、日本に留まらず、世界のブロックチェーンゲーム産業をともに盛り上げていけることを楽しみにしております。