Tales & Tokens株式会社は、NFTプラットフォーム「T&T」の第3弾メジャーアップデートを実施し、NFTをサービス化する制作ツール「World Builder」を2025年4月10日にリリースすることを発表しました。
「World Builder」は、誰でも簡単にNFTを制作できるプラットフォームです。NFTの図柄を変更できる「きせかえ」機能や、特定の場所を訪れたことを記録・証明できる「チェックイン」機能が特徴です。これらを組み合わせることで、ユーザーが特定の場所を訪れることでNFTがレベルアップするといったゲーミフィケーションが容易に実現できるようになります。
従来のウェブサイトやスマホアプリの開発・維持には、初期開発費に加えて複数の継続的なコストが発生していましたが、「World Builder」を活用したNFTサービスは、ブロックチェーン技術とWebアプリケーションそれぞれの特性を組み合わせたプラットフォームにより、大幅なコスト削減を可能にしています。

料金は、ベーシックプランが無料、大規模運営に対応する機能を備えたアドバンスプランが4,400円/月となっています。NFTの発行は30個までは無料で、31個以降は1個あたり550円(税込)がかかります。対応チェーンはPolygonです。
Tales & Tokensの代表取締役である佐々木大輔氏は、「これまで、物語を共有する媒体としてのNFTに注目してT&Tを提供し続けてきましたが、この数年でさまざまな事例を作ることができました」とコメント。全国の町や市をつなぐまち歩きゲームなどの事例に言及し、「今回の『World Builder』のリリースによって、同様のプロジェクト展開がさらに簡単になりましたので、ぜひ多くの方に気軽にお試しいただきたいと思います」と述べています。
「World Builder」の導入により、NFTが単なるデジタルアートではなく、持続性のあるサービスとして活用されることが期待されます。地域資源や文化財のデジタル資産化、観光促進、地域コミュニティ活性化など、さまざまな分野での活用が見込まれています。