DMMは2月21日(火)に開催された「<DMMプレミアム>pixiv・DAZNとの新セットプラン発表会」にて、昨年12月にローンチした「DMMプレミアム」より、新たに2つの新セットプランを提供することを発表した。セットプランはそれぞれpixiv、DAZNと提携したものになる。
DMM.comのCOOである村中悠介氏は、「DMMプレミアム」の特長として“コスパNo.1”であることを強調。オリジナルアニメや、バラエティ、2.5次元コンテンツの拡大を図っているとのことだ。
pixivとのセットプランである「DMM×pixiv推しホーダイ」は月額980円(税込)で「pixivプレミアム」と「DMMプレミアム」のふたつ(通常各月額550円)をセットで利用することができる。本プランの提供は3月8日(水)を予定。DMMはピクシブとの取り組みを通して、より様々なエンタメをシームレスに楽しめる「マルチエンタメ・プラットフォーム」を目指していく。
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ピクシブ代表取締役の國枝信吾氏は、「pixivユーザーは20~30代が8割を占め、DMMプレミアムのユーザー層ともマッチしている。また、pixivではSNSで漫画・アニメ・ゲーム・2.5次元といったコンテンツに関する情報を発信するユーザーが多いことからDMMプレミアムのコンテンツとも相性が良いのではないかと感じている。ゆくゆくは、pixivクリエイターの作品が(DMMプレミアム上で)配信されるというような、クリエイターが飛躍できるプラットフォームになることも期待している。今回の取り組みは双方にとって意味のあることだと感じています。」と発表した。
2つ目に発表されたプランは、DAZNのサービスとのセットとなる「DMM×DAZNホーダイ」だ。DAZNの提供する「DAZN Standard」(月額3,700円)と「DMMプレミアム」のセットプランで、価格は⽉額2,980円(税込)と「DAZN Standard」単品よりも安価な価格設定となっている。本プランの提供は3⽉23⽇(⽊)の開始を予定している。
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また、DMMは「DMMプレミアム」のフラグシップサービスとして昨年12月にローンチした「DMM TV」のエンタメコンテンツを強化するため、DAZNと戦略的パートナーシップを締結したことも併せて発表した。今後はバンドルプランの提供にとどまらず、「DAZN」で配信中の⼀部スポーツコンテンツを「DMM TV」でも視聴できるようになる予定だ。(※時期・詳細は未定)また、オリジナルスポーツ番組の制作も視野に入れているとのことだ。
DAZN JAPAN Investmentの山田学氏は、「今年のDAZN JAPANとして『BEYOND 挑みつづける。』というテーマを持っている。コンテンツの種類を増やすことももちろんだが、オンラインで会話をしながらライブ配信を楽しむような体験なども充実させていきたい。NFT販売など、非OTT事業も増やしているので、今後もOTT事業にとどまらずチャレンジを続けていきたい。」とコメント。
また、パートナーシップに期待する点として、「両社が抱えているユーザが被っているところがないのではないかと思う。重複がないので自社でリーチができない層に届くことができると感じている。今後のコンテンツ展開も相談しているので、今ある試合を流すだけでなく、オリジナル企画・番組の制作もあり得ると思います。」と発表した。