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Valveは、Steam Deck以外のハンドヘルドPC(UMPC)にもSteamOSを提供する方針であることが明らかになりました。海外メディア・The Vergeに語っています。
ライバル機にも提供で拡大狙う?
これは、Valveのデザイナーであるローレンス・ヤン氏が語った内容から浮上したものです。8月7日に行われたSteamOSのベータアップデートに「ROG Allyのキーサポートを追加」という文言があったことから、同メディアが問い合わせました。
すると、ヤン氏はこれに対し、SteamOSのサードパーティデバイスサポートに関するものであると明言。ROG Allyに限らず、ハンドヘルドデバイスでの追加サポートに取り組んでいるそうです。
SteamOSはLinuxがベースとなっており、かつてはSteam MachineとしてこのOSを搭載したマシンを展開していました。現在はOSのみが残っていますが、Windows向けゲームでも問題なく動作させられる互換システム・Protonを搭載し、幅広いライブラリを遊べるようになっています。
しかし、現在のところどのタイミングで利用できるようになるかは不明。着実に進んではいるもののまだ出せる状態ではないといい、ROG Allyを発売するASUS側が承認しているわけでもありません。ただ、ValveとしてはこのOSの拡大を狙っている模様です。
なお、過去に明言されていたSteam Deck上でWindowsと自由に入れ替えられるようにするデュアルブートシステムについては、Steam Deck OLED用にWindowsドライバを利用できるよう準備中であるとのこと。時期は未定ながら、立ち消えになったわけではなさそうです。
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