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2023年5月11日、ネクソンは2023年度第1四半期(2023年1月1日~3月31日)の連結業績を発表しました。
今期は日本を含む世界の各地域で『ブルーアーカイブ』が好調で業績を大きく牽引。売上収益は前年同期比36%増の1,241億円となり、同社過去最高の四半期売上収益を達成しました。
同社代表取締役社長のオーウェン・マホニー氏は連結業績の発表に寄せて「複数のグローバルタイトルから構成され、持続的に成長している強固なポートフォリオが牽引し、過去最高の第1四半期業績を達成しました。既存タイトルを安定的に成長させるだけでなく、当社28年の歴史上最高の新作ラインアップを準備中です。ネクソン特有の強固な基盤と新作バーチャルワールドのユニークな組み合わせが、当社の株主にアップサイドに富んだ投資機会を提供します」とコメントしています。
2023年度第1四半期業績概要
売上収益は会計基準ベースで前年同期比36%増加(一定為替レートベースで28%増加)の1,241億円となり、当社業績予想のレンジ内で着地。過去最高の四半期売上収益を達成
韓国『FIFA ONLINE 4』および『FIFA MOBILE』、中国『アラド戦記』、各地域における『ブルーアーカイブ』の好調が業績を牽引
営業利益は前年同期比46%増の563億円となり、業績予想を上回った。採用計画未達により人件費が想定を下回ったこと、および『カートライダー ドリフト』に係る広告宣伝費が計画以下であったことが主な要因
四半期利益は前年同期比31%増の528億円となり、業績予想を上回った。米ドル建ての現金預金等について56億円の為替差益が発生したこと等が主な要因
韓国の売上収益は会計基準ベースで前年同期比36%増加し、過去最高の四半期売上収益を達成。『FIFA ONLINE 42』、『FIFA MOBILE3』および『HIT2』が業績を牽引した。『FIFA ONLINE 42』は前四半期に引き続きアクティブユーザー数が高水準で推移し、過去最高の四半期売上収益を達成
韓国『メイプルストーリー』の売上収益は業績予想を下回った。ゲームサーバー間で難易度に不均衡があったことで2月にアクティブユーザー数が減少。このプレイヤーの意見に対してライブ運用チームは積極的に対応した。『メイプルストーリー』の20周年イベントや今後のコンテンツアップデートが成長を促すことを予想
中国の売上収益は前年同期比で45%増加し、業績予想を上回った。『アラド戦記』の旧正月アップデートにおける好調なパッケージ販売が業績を牽引
日本の売上収益は前年同期比で29%増加。『ブルーアーカイブ』の2周年アップデートの好評が主な要因
北米および欧州の売上収益は前年同期比で10%増加。『メイプルストーリー』および『ブルーアーカイブ』が業績を牽引
その他の地域では、『ブルーアーカイブ』の成長およびその他のモバイルゲームの貢献により売上収益が前年同期比で24%増加
3月には韓国で『Wars of Prasia』をモバイルおよびPC向けに配信開始。サービス開始後間もなくGoogle PlayおよびApple App Storeにおけるセールスランキングトップ5位入りを達成
『カートライダー ドリフト』の売上収益は当社予想を下回った。プレイヤーのフィードバックをベースにユーザーインターフェースの改善やアップデートを継続的に実施し、ゲーム体験の向上を行っていく予定
Embark Studiosが3月に『THE FINALS』のクローズド・ベータテストを実施。年内のローンチに先立ち、プレイヤー、ゲーム評論家、インフルエンサーの期待が高まった。第2作目となる『ARC Raiders』の開発も進行中
三人称視点の戦術シューター『VEILED EXPERTS』のベータテストを完了。継続率も良く、5月19日にアーリーアクセスを開始予定
そのほか『Warhaven』、『The First Descendant』、『マビノギモバイル』など複数のバーチャルワールドが後期開発段階にある。また、『メイプルストーリーM』および『ブルーアーカイブ』の中国向けサービスを準備中
サンフランシスコで開催されたGame Developers Conferenceにおいてブロックチェーン技術を活用した『MapleStory Universe』を紹介。より良いプレイヤー体験、またバーチャルワールド内で作成したアイテムのデジタル所有権を提供する新たなプロジェクト。『MapleStory Universe』のさらなる詳細は後日発表予定
『MapleStory Worlds』は誰でも簡単に使える開発環境と『メイプルストーリー』の何千ものアートアセットを使い、プレイヤーおよびクリエイターが独自のゲームを作れる新規プロジェクト
2022年8月9日に発表した、3年間で取得総額1,000億円を上限とする自己株式の取得に係る方針については、500億円相当の株式の取得を4月に完了。投資機会、財務状況及び市場環境等を勘案の上、2025年8月までに残枠である500億円相当の株式取得を実施予定
2023年度第2四半期業績予想
売上収益は884億円から967億円を予想。会計基準ベースで前年同期比5%から15%の増加(一定為替レートベース1では7%から17%の増加)
営業利益は221億円から287億円を予想
四半期利益5は181億円から231億円を予想
為替感応度:日本円が米ドルに対して1円変動した場合、2023年度第2四半期の売上収益および営業利益に対して以下の影響を予想
売上収益:6.9億円
営業利益:2.0億円