ビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits」は、1人で没頭できる趣味がある社会人500名を対象に「1人で没頭できる趣味に関する意識調査」を実施し、その結果をランキング形式でまとめました。
アンケート調査「1人で没頭できる趣味に関する意識調査」
調査対象:1人で没頭できる趣味がある社会人
調査期間:2022年9月18日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500名(女性279名/男性221名)
回答者の年代:10代…0.2%/20代…21.6%/30代…41.2%/40代…20.8%/50代…12.8%/60代…3.4%
調査結果サマリー
・社会人が1人で没頭できる趣味第1位は「手芸・クラフト・DIY」
・社会人が趣味のために1ヶ月にかける平均金額は6,889円
・1人でできる趣味のメリット1位は「リフレッシュできる」
社会人が1人で没頭できる趣味第1位は「手芸・クラフト・DIY」

全体的にインドアでもできる趣味が多くランクインし、登山、キャンプなどアウトドア系の趣味を挙げた人は少なくなりました。遠出する趣味には装備やまとまった時間が必要なので、少しハードルが高いのかもしれません。
1位 手芸・クラフト・DIY
手芸やクラフトは黙々と手を動かすので、嫌なことを忘れて夢中になれます。小物やアクセサリー、小さめの服などであれば、それほど予算やスペースを必要としないのもメリットです。
「かぎ針で編み物をすること(29歳 女性)」/「アクセサリー製作(30歳 男性)」/「子どもの好きなキャラクターの衣装づくり(37歳 女性)」/「模型づくり(48歳 男性)」
2位 映画・動画鑑賞
動画配信サイトなどを使って動画コンテンツを楽しんでいる人も多数。映画やドラマに没頭すれば、仕事のストレスも忘れられそうです。
「アニメ鑑賞(33歳 女性)」/「YouTubeの動画視聴(44歳 男性)」/「動画配信サイトで大好きな韓国ドラマや映画を見ること(53歳 女性)」
3位 読書・マンガ
ただ読むだけではなく「カフェで読むのが好き」、「他の資料と見比べながら読み込む」、「読書感想文を書く」という回答も見られました。
「マンガ喫茶でのマンガ鑑賞(23歳 男性)」/「小説からマンガまで、いろいろな本を読んでいます(25歳 女性)」/「地図を見ながら紀行文を読む(35歳 女性)」/「歴史関連の本を読むこと(55歳 男性)」
4位 スポーツ・運動
ウォーキングなど道具を必要とせず気軽にできるものから、サイクリング、ゴルフなどの本格的なスポーツまで、幅広い回答がありました。
「サイクリング(27歳 男性)」/「無料のレッスン動画をみながらヨガ(35歳 女性)」/「自宅で用具を使わないストレッチと筋力トレーニング(43歳 男性)」/「ジムでエアロビクス(44歳 女性)」/「ジョギング(58歳 女性)」
5位 ゲーム
スマホでゲームしている人が多かったものの、昔懐かしいファミコンやゲームセンターという回答も。
「ソーシャルゲーム(23歳 女性)」/「据え置き型ゲーム機でのゲーム(29歳 男性)」/「スマートフォンのアプリゲーム。やり込み要素がたくさんあって没頭してしまいます(30歳 女性)」/「レトロゲーム(ファミコン)(40歳 男性)」
6位 楽器演奏
練習を続けることで上達するのが楽しく、ますます没頭する人もいるのではないでしょうか。
「ピアノです。好きなクラシックやアーティストの曲を練習しています(32歳 女性)」/「ギターとピアノの演奏(45歳 男性)」/「津軽三味線の演奏です(56歳 女性)」
7位 園芸
植物が育っていくのを見るのは楽しく、夢中になってしまう人も多いようです。観葉植物の世話やベランダ菜園なら、庭がなくても取り組めます。
「多肉植物の世話(38歳 女性)」/「家庭菜園(48歳 男性)」/「庭の雑草とりです(54歳 女性)」
趣味のために1ヶ月にかける平均金額は6,889円

「趣味にかける1ヶ月の平均金額」を聞いたところ、平均値は6,889円でした。「投資に月1,000万円かけている」と回答した1名を除いて集計したため、499名の平均値となっています。
平均額の分布を見ると月3,000円以下の人が多く「テレビやYouTubeの鑑賞」など、趣味にまったくお金をかけていない人も14.2%います。
趣味に月1万円以上のお金をかけている人に限定すると「スポーツ・運動」、「ゲーム」を趣味にしているケースが多く見られました。ジムの会費や大会参加費、ウェアや道具の購入費、ゲームソフトや機器の購入費などによるものと思われます。
お金をかけずに楽しめる趣味も多いですが、どんな趣味でもこだわり始めるとコストが大きくなります。
1人でする趣味のメリット1位は「リフレッシュできる」

精神面でのメリットを挙げた人や、日常生活に役立つと回答した人が多く見られました。楽しめて、実益にもつながることなどが1人で没頭できる趣味のメリットと言えそうです。
1位 リフレッシュできる
「好きな音楽を演奏してリフレッシュできること(25歳 男性)」/「趣味は室内でのトレーニング。仕事のストレス解消になる(35歳 男性)」/「無になってひたすら絵を描くことに集中できるから、ストレス発散になる(40歳 女性)」/「ストレスが溜まっている時やモヤモヤした時など、大きな音で好きな音楽を聴くと頭をスッキリさせられます(42歳 男性)」/「休日にDIYしています。修理に没頭してイヤなことを忘れられます(53歳 女性)」
2位 低コストで楽しめる
「図書館の本を借りているのでお金がかからない(28歳 女性)」/「ゲームは1本10,000円以下で数十時間楽しめるため、非常にコストパフォーマンスがよいと思います(31歳 男性)」/「趣味は羊毛フェルト。材料は100均でも揃えられるので、あまりお金がかからないのもいいと思います(44歳 女性)」/「趣味は裁判の傍聴。お金がかからない(53歳 男性)」
3位 学びがある
「趣味は読書。いろいろな知識を得られるし、感情・経験などを疑似体験できて視野が広がる(50歳 女性)」/「ビジネス書を読んだりして、仕事に活かせるメリットがあります(34歳 男性)」/「ハンドメイドの能力が向上する(37歳 女性)」/「趣味は株式投資。世界情勢や会社の仕組みに詳しくなれる(40歳 男性)」
4位 ポジティブになれる
「趣味はお笑いを見ること。たくさん笑って元気をもらえる(25歳 女性)」/「食べ歩き。美味しいものを食べて元気が出る(26歳 女性)」/「趣味は筋トレ。自分に自信がもてる(38歳 男性)」/「趣味はアイドルの推し活。明るくなれる(40歳 女性)」
5位 健康にいい
「趣味はランニング・マラソン。メリットは健康にいいこと。体重も落ちていくので、食べ物に気を使わないで済むようになった(20歳 男性)」/「趣味は音楽ゲーム。リズム感や反射神経を養え、身体にいい刺激を与えられていると感じています(31歳 男性)」/「趣味はフルート演奏。年齢を重ねると演奏がいい運動になります。とくに呼吸と手指の運動になっています(53歳 男性)」
「1人で没頭できる趣味」について調査したところ、具体的な趣味としては「手芸」、「動画鑑賞」、「ゲーム」などインドアでできるものが多く挙げられました。インドアや近場でできる趣味なら、時間もあまりかからず手軽に続けられます。
また、社会人が趣味に没頭するメリットは、楽しさだけではありません。「ストレスを解消でき、前向きになれる」、「仕事に役立つ学びを得られる」、「人間関係を築きやすくなる」など、仕事や日常生活に役立つことも多々あります。
低コストで始められる趣味も多いので、休日に暇をもてあましてしまう、リフレッシュやリラックスの機会がほしいなどと感じている人は、スキマ時間で何かの趣味にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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