『ピクセルジャンク モンスターズ デラックス』の制作元はPSPの不正コピーの多さに憤っているようです。キュー・ゲームスの代表取締役であるDylan Cuthbert氏はTwitterにて「PSPでもうゲームを出すつもりがないとは言わないが、『ピクセルジャンク モンスターズ デラックス』にはあまりに多くの著作権侵害があった」とコメントしたとのこと。Cuthbert氏は『ピクセルジャンク モンスターズ デラックス』関連のチャットで「全員がリッピングしたもので遊ぶ話をしていた」光景を目撃してショックを受けたといいます。著作権侵害への対策については悲観的である模様。シリアル番号をゲームに組み込むなどの対策について「残念ながらハックされるだろう」と語り、デモ版を出すことも「著作権侵害には何の効果もないだろう」とコメントしているそうです。PSPの著作権侵害に関し、SCEA(ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ)のシニアマーケティングVPであるPeter Dille氏は「うんざりする」レベルであるとコメント。売り上げにも大きな影響が出ているとの見解を明らかにしました。ニンテンドーDSやPSPなど、今世代の携帯ゲーム機において著作権侵害との戦いは深刻なテーマ。低年齢層が違法コピーに手を染めてしまうケースも報告されています。今回のケースのように、作り手のモチベーションにネガティブな影響を与えてしまう側面もあり、良質のゲームが減少することにも繋がりかねませんから、継続した対策が期待されるところです。
『The Tomorrow Children』再リリースに向けてキュー・ゲームスがSIEと権利譲渡契約締結―2017年11月にサービス終了したソーシャルACT 2021.11.10 Wed 復活に向けた開発状況を知らせしていく旨も明らかにされていま…
昨今注目が集まる中国のゲーム事情を解説―あの手この手で着実に成長してきたPC&コンソール市場の裏側【CEDEC+KYUSHU 2024】 2024.12.27 Fri 中国のゲーム業界に詳しいXiamen Leona Softwareの高橋玲央奈(…
ゲーム実況の配信ガイドラインはどのように作られるべきか?― 配信ガイドライン590件を分析して考察【CEDEC 2024】 2024.8.29 Thu いまだ各社模索中といえる「配信ガイドライン」の法的問題点に…