VentureBeatは26日付で、世界最大のソーシャルゲームメーカーZyngaがソフトバンクと組んで日本進出を準備していると報じています。Zyngaは2007年の設立。『FirmVille』『Mafia Wars』『Cafe World』『Treasure Isle』などのゲームをFacebookやMySpaceなどに提供し、急成長を遂げた世界最大のソーシャルゲームメーカーです。中でも『FirmVille』の登録ユーザー数は1億人を超え、全体の月間のアクティブユーザー数は2億5200万人にも上ります。一方でFacebookの成長や米国でのソーシャルゲームの伸びには鈍化が見られ、VentureBeatによれば、主要な6タイトルのうち4タイトルでトラフィックが頭打ちになっているそうです。また、ユーザーや収益の面でFacebookなどのSNSに過度に依存する体質となっています。このため、同社では自社でFarmVille.comを立ち上げ、自社でのユーザーの囲い込みも図っています。さらにソフトバンクとの提携は同社が海外市場を積極的に開拓していこうとする姿勢の表れとなりそうです。日本やアジアでのソーシャルゲームは今後も伸びが期待できます。CEOのMark Pincus氏は以前にソフトバンクと提携したSupportSoftに務めた経験があるようです。Zyngaとソフトバンクの提携内容がどのようになるかは不明ですが、VentureBeatによれば複数の関係者が交渉が進行中であることを明らかにしたとのこと。ソフトバンクは既に同業のRockYouと資本提携し、ロックユーアジアを設立しています。
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