レベルファイブの日野晃博社長は、日経トレンディとのインタビューの中で、現在は任天堂に委託している『レイトン教授』シリーズの海外パブリッシングについて、いずれは自社で行いたいという方針を明らかにしました。日野氏は年内に開設するとしている北米と欧州の拠点について、「北米のオフィスから整備を始め、東京と福岡から送り込むスタッフと、現地採用スタッフによる10人くらいのチームを立ち上げる予定」と明らかにしています。また、現状では海外ではレベルファイブのパブリッシャーとしてのブランド力はゼロだとして、いずれはEAやユービーアイソフトのような存在にならないといけないとコメントしています。今年はスタジオジブリと共同開発する『二ノ国』や『ダンボール戦機』といった新作タイトルに加えて、『レイトン教授』と『イナズマイレブン』の続編がリリースされるという収穫の季節で、日野社長は今年の目標について「業界の中で中心的な存在になる」と掲げています。東京オフィスを開設し、福岡本社も移転、さらにはチュンソフトからイシイジロウ氏も迎えて、レベルファイブにとって勝負の年になりそうです。