TechCrunchは、Googleがソーシャルゲーム最大手Zyngaに1〜2億ドルを秘密裏に出資済みで、共同で独自のゲームサイトの立ち上げを計画していると複数の関係者からの証言で伝えています。出資は先月で、具体的な提携内容は詰めている段階だということです。Zyngaは先月にもソフトバンクキャピタルから1億5000万ドルを調達したほか、昨年も1億8000万ドルをDigital Sky Technologies、Tiger Global、Institutional Venture Partners、Andreessen Horowitzなどから調達しています。TechCrunchによれば出資はGoogle本体からで、Zyngaと組みGoogle Gamesを年末にも立ち上げる計画。Google GamesではZyngaのゲームが遊べるだけでなく、GoolgeのIDを持った世界の数億のユーザーがソーシャルグラフを基に体験を広げて行く場になるとのこと。また、Zyngaは決済のオプションとしてPayPalをプライマリーで提示してきましたが、今後はGoogleのGoogle Checkoutに置き換えられるとのこと。ZyngaはFacebook向けのソーシャルゲームで急成長し、戦略的なパートナーシップを結んでいる一方、Facebookへの依存を低下させようと躍起になっています。5月末にはヤフーと提携し、ゲームを提供すると発表していますが、Googleとの提携も、ソーシャルグラフを保有する巨大ポータルをこの分野に誘い込み、Facebook一強を防ぐ狙いがありそうです。ZyngaはMSNとも提携しています。