RADゲームツールズは、ゲームやアプリケーションのパフォーマンスをリアルタイムに可視化するプロファイリングツール「テレメトリー」(Telemetry)の提供を開始しました。本製品は今年のCEDECでも紹介され注目を集めました。ゲーム開発において適切なパフォーマンスを実現するのは非常に重要です。しかしどのスレッドの、どの処理がボトルネックになっているか見つけるという作業は長年の経験や勘が支配するもので、効率化が難しい場面でした。この「テレメトリー」はパフォーマンスを可視化し、遅延が発生している箇所、スレッドの相互関係、メモリ使用状況、ゲームデータの保有状況などを見える化してくれます。導入は「たいていの場合、15分程度」で実装でき、取り外しも容易です。現在はWindows版(32/64ビット対応)がリリースされていて、年内にはプレイステーション3、Xbox360、Wii(順不同)でもリリースされる予定です。既に幾つかのデベロッパーでは評価を行っている段階だとのこと。評価版に関しては、公式サイト(日本語)を参照の上、日本での営業担当まで連絡して欲しいとのことです。