世界規模の同時多発ゲーム開発イベント、Global Game Jamがいよいよ今週末に迫っている。IGDA日本でも国内の各会場と協力して準備を進めており、その経過はすでにIGDA日本の専門部会やTwitter、Ustreamでも伝えられているが、ここではそれらの最新情報を整理するとともに、参加者の準備および非参加者への情報配信の両面から直前情報を紹介したい。
■急増する参加者
Global Game Jamの参加会場は44ヶ国に広がり、これまでにない盛り上がりをみせている。しかも欧米やシンガポールのゲーム研究開発拠点だけではなく、トルコやブラジルやタイの会場が百人以上の参加者を集めた。これは過去にない新たな傾向である。たとえ大きなゲーム市場や企業がなくても、ゲームを開発する多くの人が集る熱い場所があり、クリエイターを支援する社会が世界各地に出現したことは印象深い。
日本国内でも、会場主催者の熱意により、福岡のGlobal Game Jam Fukuoka会場が本稿執筆時点でベスト15に入る参加者を集めている。福岡会場独自の基調講演として地元出身の「もじぴったん」シリーズの中村隆之氏を迎えるなど、地域ネットワークの力を感じさせる。