48時間でゲームを作ってしまおうというイベント「Global Game Jam」が全世界で絶賛開催中です。ニュージーランドから始まって、日付変更線の一番東端から順にスタートしていき、先ほど最後のハワイで制作がスタートしたとのこと。全世界で約5000名が参加しているようです。日本では東京会場として東京工科大学、福岡会場として九州大学、札幌会場として北海道大学が参加していて、総勢150名ほどがゲーム作りにチャレンジしています。各会場で7〜8人程度のチームにまとめられ開発がスタート、明日18時には完成したゲームを各チームがプレゼンします。学生が主体ですが、プロの開発者も含まれ、刺激的な空間になっているようです。筆者も東京工科大学の八王子キャンパスにお邪魔したのですが、学祭か文化祭のような雰囲気で、少人数で議論を戦わせながら制作に熱中する、ゲーム作りの原点を見た想いがしました。48時間という短い期間ですが、単にゲーム作りの能力や発想が求められるだけではありません。チームは当日発表され、始めは見知らぬ仲。そうしたメンバーでいかに団結して進むか、マネジメントのスキルも求められます。「まずは一緒にご飯を食べに行こう」と企画の前に食事に行くチームも初日には見られました。東京会場ではUnityのなかのひとKH2Oの大前広樹氏(会場限定ライセンスも提供)、IGDA日本代表の新清士氏、そして二日目からはフロムソフトウェアの三宅陽一郎氏もゲーム作りに参戦(キャラ絵を描いてくれる方募集中)。福岡会場ではエレメンツの石川淳一社長も参加しています。そうした人たちからとしても大きな刺激を受けているという声も初日は聞かれました。東京会場には立派なスタジオも設けられ、専門のスタッフが多数常駐、世界で唯一とみられるUstreamによるGGJの特別番組も行われています。GameBusiness.jpで連載いただいているインターラクトの平林久和氏も時折トークなどで参加するようです。Live Broadcast by Ustream.TVTwitterのハッシュタグは東京会場(#GGJ_TUT)、福岡会場(#ggjfu11)、札幌会場(#ggjsap)で追うことができます。明日夕方まで、今夜は徹夜というチームも出そうです。ぜひ応援のメッセージや近くの方は栄養ドリンクとか差し入れると喜ばれるんじゃないでしょうか。