Varietyが報じたところによれば、フランスの大手パブリッシャーのユービーアイソフトは、パリにユービーアイソフト・モーション・ピクチャーズ(Ubisoft Motion Pictures)を設立し、ゲームのテレビや映画展開に本腰を入れるようです。設立される会社は映画会社ヨーロッパ・コープの前CEO Jean-Julien Baronnet氏が代表を務め、元ディズニーフランスで活躍したJeande Rivieres氏がマーケティングとプロモーションの責任者を務めるとのこと。同社は2008年に映画の特殊効果を担当するHybrideを買収(「300」や「シンシティ」など)。また、ゲームと映画を同時進行を制作したいとYves Guillemot CEOは語っていました。ユービーアイではジェームス・キャメロン監督の「アバター」のゲーム版の制作を行ったほか、自社の人気IPである『プリンス・オブ・ペルシャ』をディズニーと組んで映画化しました。これはゲームの映画化では最も成功を収めたと言われます。ゲームであっても新規IPの立ち上げには莫大な予算が必要な時代となっています。テレビや映画など複数のメディアで同時多発的に展開することで認知度の向上や収入のマルチソース化を図る意図があるものと思われます。