カナダのオンタリオ州政府はシリコンナイツとゲームロフトの現地スタジオへの支援を実施したと発表しました。シリコンナイツは『Too Human』『エターナルダークネス』『メタルギアソリッド ザ・ツイン・スネークス』で知られる世界でも有数の独立系ゲームデベロッパー。オンタリオ州政府は同社が開発する3Dゲームエンジンを支援し、80名の新規雇用の創出と97名の既存雇用を維持できたとのこと。また、ゲームロフトへの支援ではトロントへの新スタジオ開設をサポート。新スタジオではスマートフォンやソーシャルゲームの開発を進めていきます。こちらも最大205名の雇用が生み出される見通しだとしています。シリコンナイツ社のデニス・ダイアック(Denis Dyack)社長は、「オンタリオ州政府の支援により、熾烈な競争力が求められるゲーム市場において、当社のポジションをさらに強化することができ、併せて、グローバル市場への参入機会も今後促進されると期待しています。」と述べています。ゲームロフト・カナダ社のマリオ・ポウリン(Mario Poulin)ジェネラル・マネジャーは、「オンタリオ州政府の支援に大変感謝しています。この支援により、当社は最良のゲームを開発し続けることができます。ゲーム産業がもたらす経済、雇用への影響に最大の理解を表明し、健全な政策を実行しているオンタリオ州政府の支援は、当社のさらなるイノベーションと開発、および、長期雇用の創出を後押しするでしょう」と述べています。オンタリオ州政府のサンドラ・プパテロ(Sandra Pupatello)経済開発貿易大臣は、「シリコンナイツ社への支援により、同社の次世代3Dゲームエンジンの開発能力の拡大、新たなターゲット市場の創出、高技能職の雇用創出が期待されます。また、当州は今後もゲームロフト社のような最先端技術を有する企業と提携し、州の経済発展と結びつけるとともに、イノベーションとテクノロジーのさらなる追求と発展に取り組んでいきます」と述べています。 写真左: オンタリオ州政府サンドラ・プパテロ経済開発貿易大臣中央: オンタリオ州デジタルゲーム産業の業界団体インタラクティブ・オンタリオの社長兼CEO、イアン・ケルソ(Ian Kelso)、写真右: シリコンナイツ社社長デニス・ダイアック
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