「Unreal Engine 3」のライセンスを巡り、カナダのシリコンナイツが提供元のEpic Gamesを訴えている問題で、Epic Gamesが優位な状況となっているようです。シリコンナイツはXbox360向け『Too Human』の開発のため「Unreal Engine 3」のライセンスを受けました。しかしながら、Epic Gamesは「Xbox360の発売から半年以内に完全なバージョンを提供する」という約束を破り、ゲーム開発に大きな影響を受け、パブリッシャーとの関係を損ない、5800万ドル(約50億円)の損害を受けたとシリコンナイツは主張しています。Gamesutraによれば、法廷ではこれを裏付ける会計士の証言が退けられ、大きくEpic Games側に傾いているとのこと。シリコンナイツは不十分なエンジンしか提供されなかったことで『Too Human』の完成度は大きく損なわれ、マイクロソフトとの間で結ばれていた続編を含む2タイトルの開発契約や、交渉を行なっていたカプコン、THQ、ビベンディ、ナムコ、セガなどとの開発契約も締結することができなかったと述べています。