アップル創業者で前CEOのスティーブ・ジョブズが米国時間5日、死去した。享年56歳。スティーブ・ジョブズはサンフランシスコ生まれ。1976年、スティーブ・ウォズニアックとともにアップル・コンピュータ(現アップル)を設立し、パーソナルコンピュータ「Apple I」を発表。その後1985年に当時の社長ジョン・スカリーとの対立が元でアップルを辞職し、NeXT社を設立。1997年アップルによるNeXT買収とともにアップルに復帰、CEOに就任。「iBook」や「iMac」などハードウェアのヒットをつぎつぎに飛ばし、新OSの「Mac OS X」への移行も2001年に開始した。同年、携帯音楽プレイヤー「iPod」を発売し、2007年には「iPhone」を発表し、アップルを躍進へと導いた。しかし、ジョブズは2004年にすい臓ガンと診断され、手術を受ける。2009年にはCEO職を一時休養、その後復帰したものの2011年に入り再び休養した。8月は体調問題を理由にCEOを退任していた。