OnLive、HPなどと売却交渉も妥結には至らず・・・同時接続ユーザーは1800人新会社に全資産を売却することとなったOnLive。多くの投資家から多額の資金を集めての船出でしたが、収益化には苦戦をしていたようです。Joystiqによれば、会員数は200万人を超えたものの、直近の同時接続ユーザーは1日のピークで1800人ほど。クラウドゲーミングという目新しさから注目を集めたものの、現時点でゲームの遊び方を変えるとまでは至っていないようです。従業員は180〜200人程度で、新会社への売却に伴い、約半数がレイオフされるようです。Joystiqは「残るスタッフは20%くらいにしかならないのでは」という推測も伝えています。この場合、サービス継続に必要最低限のスタッフを残して整理が行われることになります。昨日の14時に従業員に対して通知が行われ、新会社での継続雇用が提示されなかったスタッフは16時までに荷物をまとめるよう通告があったそうです。Gaikaiのソニーへの売却に前後して、様々な買収オファーがあり、ヒューレット・パッカード(HP)も興味を示した一社のようです。ただし、3億8000万ドルで売却されたGaikaiに対して、OnLiveのバリエーションは10〜15億ドルとも言われ、代表のSteve Perlman氏も10億ドル程度を希望。交渉はまとまらなかったようです。新会社の資金の出し手は「著名ではない」ものの資金力には問題がない会社のよう。依然として社名が上がらないという状況ですが、ひとまずOnLiveのサービスが継続されることは間違いなさそうです。Gaikaiと凌ぎを削っているスマートテレビでの採用獲得競争など収益化を模索する局面が続きそうです。