PSMはクロスプラットフォーム/クロスデバイスを掲げており、今までのように専用機のみならず、 PlayStation CertifiedデバイスがあればPlayStationのサービスが受けられるサービスです。今まで分断されていた、PSPやPS Vitaといった専用機でゲームをプレイするコアユーザー層と、フィーチャーフォンやスマートフォンでカジュアルゲームをプレイするライトユーザーの双方を取り込んだ新たな市場の創出を目指します。
PlayStation Certifiedデバイスであれば、PS1のソフトやPSモバイルSDKで作成されたアプリが利用可能になります。現時点でCertifiedデバイス端末はPSVitaをはじめ、Sony TabletやXperiaなどです。また、HTCをはじめ、ASUSやWikipadといった大手デバイスメーカーも続々と参入を表明し、同サービスを利用可能な端末は、現在の状況を考慮しても「今期末には2000万台程度まで増加する」と考えられます。
また、必要な開発環境や販売のサポートまで、PSMデベロッパープログラムに登録することで全てが提供されます。開発ソフトウェア群の「PlayStation Mobile SDK」には、統合開発環境「PlayStation Mobile Studio」とUIをレイアウトする「PS Mobile UI Composer」が含まれています。また、日本語と英語をサポートした開発者のフォーラムも準備されており、「現時点でも活発な議論が交わされている」ということです。