ゲーム開発エンジン「Unity」を提供するUnity Technologiesが、2D向けゲーム開発機能とクラウドサービスを新たに提供すると発表した。
同社では今秋に公開予定のUnity 4.3 にて、本格的な2Dゲームの制作が可能となる新ツール群である「2D向けゲーム開発機能」と、インディーデベロッパーでも簡単にオンライン配信事業に参入できる「Unity Cloud」を提供するとのこと。
「2D向けゲーム開発機能」は、Unityエディタに対し本格的な2Dゲームを作るために便利な機能を追加したもので、以下の機能が利用できるようになる。
・2Dゲームを作成するのに最適化された専用シーンビュー
・スプライトアニメーションを簡単に管理するためのテクスチャ管理機能
・スプライトテクスチャからの当たり判定作成機能
・キー調整のできるタイムシートを含む強化されたアニメーションエディタ
・2D描画に特化された専用レンダラー
・2D向けに特化された専用物理エンジン「Box2D」を搭載
これらの機能を使うことで、2Dディベロッパーも今まで以上に直感的に2Dグラフィック制作時のセンスを直接ゲームに落とし込むことができるようになる。本機能は、Unity4.3のリリースと共に提供され、Unity Proだけでなくフリー版のUnityでもその多くを使用することが可能となる。
また「Unity Cloud」ではデータ分析、マーケティング支援、課金機能などが別途 SDK等を介することなくワンストップで利用できるという。現在はβ段階だが、今後も随時新サービスや機能を追加していく予定とのこと。
《籠谷千穂》