近年隆盛を見せているモバイルゲーム産業ですが、海外モバイルアプリ調査会社Swrveによると、全体の66%のモバイルゲームプレイヤーが、初めにF2Pのモバイルタイトルを起動してから24時間以内にプレイするのを止めていることが判明しました。調査対象のプレイヤー数は1,000万人。それらを対象に、2013年11月から90日間以上に渡って調査を実施。30以上のタイトルをトラッキングしたとのことで、なかには「Activision」や「Epic Games」、「Gameloft」などのモバイル向けタイトルをリリースしている大手クライアントも含まれていました。SwrveのCEO Hugh Reynolds氏曰くF2Pモバイルタイトルのリリースを「初デートに近いものがある」と例え、成功するには早い段階で魅力が伝わるタイトルのほうが、24時間以上触れられるタイトルとなる、と分析しています。また、ベテランF2Pモバイルタイトルの開発者Ben Cousins氏はこのSwrveの調査結果に対し「自分たちの首を絞める結果になっている」とコメント。Swrveがサービス展開している、アプリ内キャンペーンやA/Bテストなど、アプリ提供会社の利益に繋がるサポートを行っている会社としてはマイナスな印象を与える、と発言しています。更にCousins氏の分析によると、ヒット作になる可能性を秘めているタイトルは、40%のユーザーが2日目もプレイしている、ともコメントしています。無料でダウンロードし料金を支払わなくてもプレイできるF2Pタイトル。モバイル端末で気軽に始められるだけに、気軽にプレイを終えてしまうプレイヤーが多いことがわかると共に、良い第一印象を与えられた作品は息が長いことも判明した調査結果となりました。