カプコンは、大阪本社周辺において新たに2棟の研究開発ビルの建設に着手していると発表しました。この建設には、開発部門を集約し開発の「機動力」や「統制力」を高めることで、開発体制の効率化を推進。開発技術・ノウハウの蓄積による品質向上や開発費を抑制し、内作比率を向上させる狙いがあります。また、新卒を中心に毎年約100名の開発人員を採用し2021年度末までに2,500名の開発陣容となる予定であることも明らかとなりました。研究開発ビルの特徴としては、モーションキャプチャー室や効果音を作成・収録する録音スタジオ、100名以上の収容が可能な多目的スペースを設置するなど、最新設備を導入する予定。大規模な地震対策のため免震構造を採用するほか、南北の壁面に凹凸のある外装を施すことで西日を遮蔽し空調負荷を軽減するなど、環境にも配慮した開発ビルに。今後同社は、従来の家庭用ゲーム開発に加え成長性の高いモバイルコンテンツやPCオンライン開発の増強により、競争力の優位性を確保。より一層、卓越したゲーム開発力を遺憾なく発揮し、オリジナリティ溢れるゲームタイトルを創造し続け、ユーザーの期待に応えていくとしています。■研究開発ビルS棟(仮称) 概要1. 所在地 大阪市中央区内淡路町3丁目5番2. 敷地面積 454.90m2(137坪)3. 延床面積 2054.38m2(621坪)4. 建物構造 鉄骨鉄筋コンクリート造5. 階数 地上8階 地下1階6. 着工年月 2013年5月7. 竣工年月 2015年1月(予定)8. 投資額 約25億円■研究開発ビルN棟(仮称)概要1. 所在地 大阪市中央区内平野町3丁目24番2. 敷地面積 1332.30m2(403坪)3. 延床面積 10,972.87m2(3,319坪)4. 建物構造 鉄骨鉄筋コンクリート造5. 階数 地上16階 地下2階6. 着工年月 2014年4月7. 竣工年月 2016年2月(予定)8. 投資額 約55億円