IBMは半導体製造部門をグローバルファウンドリー社に売却することで正式合意したと発表しました。同部門は不採算となっていて、IBMは今後3年間で15億ドルを支払うことでも合意しています。グローバルファウンドリー社は半導体の受託製造の大手で、IBMの工場や同部門の従業員、知的財産などを獲得することで業績拡大を目指します。IBMは半導体の製造からは撤退しますが、クラウド・モバイル・ビッグデータなど戦略分野に不可欠な半導体研究には今後も5年間で30億ドルを投資する計画。また研究開発においてもIBMとグローバルファウンドリー社は協力関係を続けていくとのこと。Wii UのPowerベースのCPUはIBMが開発、製造するもので、今後はグローバルファウンドリー社が引き継ぐことになると見られます。IBMはPS VItaのCPUにも携わっています。