ハピネットの子会社であるハピネット・ベンディングサービスは、「電子マネー決済システム」を搭載したカプセル玩具自動販売機の試験導入を、2015年3月より開始すると発表しました。国内カプセル玩具市場の売上規模のうち、約5割を担っているハピネット・ベンディングサービス。市場で約15万面を管理しており、業界最大のシェアを獲得しています。そんな同社がこのたび、カプセル玩具自動販売機に「電子マネー決済システム」を試験導入すると明かしました。電子マネーシステムを搭載することで、柔軟な価格設定が可能に。また様々な消費者のニーズに応えやすくなるとしており、一例として「カプセル玩具の購入でポイントが貯まる仕組み」などを提案。この他にも、集金作業の効率化を目指すといった試験導入の背景も明らかになっています。「電子マネー決済システム」を搭載したカプセル玩具自動販売機の使い方ですが、回したいガチャガチャの番号を選んだのちに、使用電子マネーを選択。タッチして支払うと対象自動販売機のロックが外れるので、あとはダイヤルを回すだけです。今回の試験導入に関する実験概要なども公開されているので、気になる方はこちらもあわせてチェックしてみてください。■対応電子マネー「Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)等の交通系電子マネー」、nanaco(ナナコ)、WAON(ワオン)、楽天 Edy(楽天エディ) ■実験店舗セガ池袋GIGO店、タイトーステーションアイシティ21松本店、トイザらス千葉長沼店、ビックカメラ有楽町店、ヨークベニマルあすと長町店■導入台数各実験店舗1セット(5口)ずつを設置■テスト期間2015年3月 〜 2015年8月を予定 ※順次設置■今後の展開予定実証実験を通じて、「電子マネー決済システム」を搭載した筐体設置のローコスト化を進めると共に、ポイント付与や自社カード発行等の可能性を模索。