任天堂は第2四半期決算説明会にて、新たな会員制サービス「マイニンテンドー(My Nintendo)」を発表しました。これまで同社は、会員制サービス「クラブニンテンドー」を提供していましたが、今年の9月30日に終了を迎えました。この「クラブニンテンドー」に変わる新会員制サービスとして、このたび「マイニンテンドー」の概要を明かしました。スマートフォンへのIP展開も予定している同社は、これに伴い新たなアカウントとなる「ニンテンドーアカウント(Nintendo Account)」の導入を発表。「登録しやすい」「アカウントやパスワードを忘れにくい」といったポイントが重視されており、メールアドレスと任意で設定したパスワード以外にも、facebookアカウントやGoogleアカウント、Twitterアカウントでもログインが可能となります。そんな「ニンテンドーアカウント」がベースとなる新サービス「マイニンテンドー」は、公式ホームページでWii Uや3DSのDLソフトを購入することが可能。さらに購入したソフトは自動的にWii Uや3DSにダウンロードされるため、気になるタイトルへのアクセスがより便利になります。このほかにも、ユーザーのプロフィールや購入状況、プレイ状況などを踏まえ、その傾向に応じたお知らせやプレゼントが届いたり、新しいポイントプログラムの運用も行われます。特に注目を浴びると思われるこの新しいポイントプログラムですが、ゲームソフトの購入のみならず、ゲームを遊ぶことでもポイントが付与されます。このポイントを活用することで、遊んでいるゲームが更に楽しくなる追加のデジタルコンテンツやオリジナルグッズ、また欲しいソフトがお得に買える割引クーポンを手に入れることが可能。またゲーム専用機のソフトでだけでなく、スマホアプリで遊んでもポイントがもらえます。ユーザー同士の繋がりに関しては安全性が重視されており、知り合い同士がお互いの承認を経て成立するといった仕組みに。このフレンド関係はゲーム専用機・スマホアプリの両方で活用できます。将来的には、ゲームのセーブデータをクラウド上に保存し、ゲーム専用機とスマホアプリでデータを連携させるシステムや、テーマパークや映画館、店頭などの店舗や施設にて新会員サービス向けの特典を提供していくサービスなども予定しています。「ゲーム専用機とスマートデバイスをつなぐ架け橋のような存在」として発表された「マイニンテンドー」。リリース時期は、2016年3月を予定しています。(C)Nintendo