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Kingはロンドンに拠点を置くメーカーで、モットーである「一口大の輝き」(Bite size Brilliance)を魅力に、これまで日本ではカジュアルパズルゲームを中心に10タイトルをリリースしてきました。さらに、アジアのマーケットが全世界の半分以上となっており、なかでも日本・中国市場は20%以上のシェアを持っていることから、今後はアジア市場に注力していきたいとのこと。
また、2015年にリリースされた『パラダイス・ベイ』は、同社初のシミュレーションゲームとなっており、今後はこうしたミッドコアゲームについても積極的に仕掛けていきたいという抱負を述べました。さらにキングは、2015年8月に発表されたAndroidの月間アクティブユーザー数(AppApe調べ)では国内1位を獲得し、ユーザーの多くは同社のタイトルを複数プレイするという特徴をもっているということも伝えました。
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続いて、同氏より新作アプリ『キャンディークラッシュゼリー』についてのプレゼンテーションとデモプレイが行われました。
『キャンディークラッシュゼリー』は、大きく4つのモードがあります。「ゼリーモード」は、ゼリーに包まれたキャンディーをマッチさせ、画面内をゼリーで埋め尽くすことでクリアとなります。「パッフィーモード」では、氷の裏に隠れたマシュマロ・モンスターのパッフィーを見つけ出すモード。
「対戦モード」は、本シリーズ初のプレイモードとなっており、ボスキャラであるクイーンと戦い、より多くのゼリーでフィールドを埋め尽くした方が勝ちとなります。また、パッフィーを探す対戦ステージも用意されています。
実際にプレイしてみると、対戦モードではスペシャルキャンディーを作ることで連続でプレイヤーのターンになるなど高い戦略性がありました。予想外の動きで、一発逆転や大ピンチなど局面が目まぐるしく展開するため、相手のターンまで読む頭脳プレイが要求されます。パッフィーモードでは、パズルとしての要素だけでなく、つながっている氷の中を移動するパッフィーを追い詰めるドキドキ感も楽しむことができました。
お馴染みのポップなグラフィックに、新たな戦略性やプレイ感覚が加わり、ブダペスト交響楽団による優雅な音楽も聴くことができる『キャンディークラッシュゼリー』。リリース時には120のレベルが展開されており、新しいアイテム「カラーボムロリポップハンマー」なども登場。シリーズファンも新たなプレイヤーにも楽しめそうです。