『キャンディクラッシュ』などを提供する英国のキング・デジタル・エンターテインメントが発表した第2四半期(4月1日~6月30日)の業績は売上高4億9000万ドル(税年同期比-17.5%)、純利益1億1900万ドル(-27.9%)と低調でした(IFRS準拠)。主要な指標では、月間アクティブユーザーが4億8500万人から5億0100万人に増加した一方、課金ユーザーは1042万人から758万人に減少しました。ただし、平均の課金額は19.54ドルから23.26ドルへ増加しています。主力の『キャンディクラッシュ』シリーズの2作品に対する依存は、課金額(売上とは異なり、第2四半期で総額5億2900万ドル)の段階で39%にまで縮小し、第2四半期の課金額のうち3億2400万ドルはその他のタイトルによるものになっているとのこと。ただし、前年同期からの縮小分は『キャンディクラッシュ』2作品の伸び悩みに依る部分が大きいようです。新作では日本でもサービス開始された『パラダイスベイ』『ピラミッドソリティア』や、『Scrubby Dubby Saga』『AlphaBetty Saga』などが伸びているようです。決算説明資料はこちら。
アクティビジョン・ブリザードが『キャンディークラッシュ』のKing買収を完了―総ユーザー数は5億人以上に 2016.2.25 Thu Activision Blizzardは、パズルゲーム『キャンディークラッシュ…
マーベラス、売上下方修正―社長退任へ、IPポートフォリオ再構築が課題【ゲーム企業の決算を読む】 2025.2.12 Wed マーベラスが2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の通…