アクティビジョン傘下のキングデジタルエンターテイメントは2015年の第4四半期および通期業績を発表しました。第4四半期(10月1日~12月31日)業績は売上高が4億6100万ドル、純利益が9100万ドル。通期業績は売上高が19億9900万ドル、純利益が5億1700万ドルでした。いずれも米国会計基準。主要な指標では、月間アクティブユーザー(MAU)が通期の4億9400万人に対して第4四半期は4億4900万人、月間課金ユーザーは通期の738万人に対して第4四半期で658万人と減少傾向。ただし、課金者中の平均課金額は通期の24.2ドルに対して第4四半期で25.76ドルで上昇しています。同社では『キャンディクラッシュ』以外を模索し、ミッドコアジャンルの拡充を掲げています。ユーザーの減少について同社は、PC(フェイスブックプラットフォーム)とモバイルの両方で減少が見られるとしながらも、その大半はPCの減少によるものだと主張。同社が新たに立ち上げた作品でもモバイル専用という作品が増えているとのこと。ヒットしている新作『キャンディクラッシュゼリー』もモバイル専用となっています。キングは昨年11月にアクティビジョン・ブリザードの買収提案を受け入れ、傘下に入ることを決議。1月12日に開催された臨時株主総会で承認を受け、2月中にもEUの規制当局からの承認も受け、正式に決定される予定。ティッカーシンボル「KING」も廃止になります。
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