会場に詰めかけたゲーム業界の関係者が見守る中、スタジオのプロデューサーやディレクター陣を率いて、代表取締役社長の三並達也氏がステージに登壇。10年という長い道のりを振り返ると共に、これまで関わった人々やゲームを遊んでくれたユーザーに感謝の意を表明。
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三並達也氏(中央)とプラチナゲームズのメンバー
三並社長は、「10年で10本のゲームを作ってきて、うまくいく時もいかない時もあった。世界に通用するゲームを作ろうと考えてやってきた。難しいところもあったが、ちょっとは名前を覚えてもらえるようになった」などと述べ、10年やってこれたのは何よりスタッフのおかげだとして、社員たちにも賛辞をおくりました。
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セガホールディングス代表取締役社長 岡村秀樹氏
次に登壇したのはセガホールディングス代表取締役社長COOの岡村秀樹氏。岡村社長は、プラチナゲームズが変化の激しいゲーム業界で10年やってきたのは本当に大変なことだと評価。「世界に通用する数少ない日本のデベロッパーとして、良い作品を提供し続けながら成長してきたのは、我がことのようにうれしく誇らしい」と感慨深く祝辞をのべて、乾杯を行いました。
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ディレクター神谷英樹氏
インサイドとGame*Spark編集部は、プラチナゲームズの名物ディレクター神谷英樹氏に、創設10年を振り返った感想を聞いてみました。神谷氏は、10年も経ったのに、自分が作ったのは『ベヨネッタ』と『The Wonderful 101』の2本しかないので、生きてる間にもっとたくさん作れるようにペースアップしたい、とコメント。また現在手がけている『Scalebound』については、「キャリアの中でもはじめて“RPG”を作っているので、やり応えのあるゲームに挑戦したい」などと話していました。
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プロデューサーの稲葉敦志氏
一方、プロデューサーの稲葉敦志氏にも話を聞いたところ、10年経ったのに思ったより作ったゲームの数が少なかった、節目感は全く無くて、ゲームで言うとまだ1ステージやっと終わった感覚だという回答でした。また、今後については、あくまで個人的な考えとして、VRなども登場して今ゲーム業界が面白くなってきている時代なので、ユーザーを驚かせるような形で届けていきたい、などと抱負を語っていました。
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MSのフィル・スペンサー氏からのビデオメッセージ
そして会場には、10周年をむかえたプラチナゲームズとは打って変わって、新規スタジオを創設したばかりの小島秀夫氏の姿も。小島監督は、プラチナゲームズのメンバーとは昔から仲が良く、(『METAL GEAR RISING: REVENGEANCE』で)一緒に仕事をしたこともあり、大阪に帰った際もよく遊びに行くのだと説明。小島監督いわく、プラチナゲームズは“最後の砦”のようであり、非常にクオリティーの高いゲームを作っているので、願わくばもっとたくさんのユーザーに遊ばれてほしい、といった考えを述べていました。
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ゆうぞうのものまねライブも
この後、パーティー会場では、三並社長がみずからシェフ姿でさばいた「おもてなし料理」がふるまわれたり、芸人の「ゆうぞう」によるものまねライブが披露されたりして、賑わいを見せていました。
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10周年パーティーは、最後に三並社長が達磨に目を入れて、盛大な拍手で幕を閉じました。