オリンピックでの種目採用の動きなど、注目が高まる“e-Sports”。そんな中、台湾では“e-Sports”を正式なスポーツ産業として認可することが決定した模様です。台湾政府の公式ニュースサイトTaiwan Today日本語版によれば、この認可は同国の「運動産業発展条例」の改正によるもの。これにより、“e-Sports”産業とスポーツマネジメント産業が、新たにスポーツ産業として定義されるとのこと。条例の改正案を提出した同国の呉議員は、“e-Sports”がスポーツ産業として定義されることによって“e-Sports”に然るべき地位が与えられ、台湾代表選手として国際競技に出場する道が開ける他、優れた才能を持った“e-Sports”選手が不当な扱いを受けることなくその才能を評価される可能性があることを、この認可の目的として説明しています。また、同じく改正案を提出した鄭議員も、“e-Sports”の正式スポーツ化は、PC、パーツ、“e-Sports”中継など関連産業の大きな発展に寄与するものと見ています。なお、この条例の改正では、各自治体及び公営事業が、国のスポーツ政策やスポーツ産業発展計画に基づいて投資を行えるようになるため、今後、国によって投資が行われる“e-Sports”チームの誕生の可能性もあります。海の向こう、台湾で大きな進展を見せた“e-Sports”の地位改善。アジアや欧米ではプロゲーマーの存在が広く認められてきている昨今ですが、日本で“e-Sports”が正式なスポーツ産業として人々により広範に受け入れられる日も、いつかやってくるかもしれません。
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