海外でエミュレーター用のゲームROMを配布している2つのサイトに対して、任天堂が訴訟を起こしていたことが明らかとなりました。両サイトは同じ会社が所有しており、任天堂は両サイトについて、「最もオープンで有名な海賊版ゲームのオンラインハブの1つ」と主張。許可なく任天堂ゲームの複製を無制限で配布するとともに、寄付や広告を通じて不当な利益を得ていること、ウェブサイト上で任天堂の知的財産を広範囲にわたり使用していること、独自のBIOSソフトウェアを配布していることなどを指摘しています。任天堂は被告人に対して両サイトの閉鎖はもちろん、配布されている任天堂のゲームごとに150,000ドルの損害賠償、各商標権の侵害につき最大2,000,000ドルの損害賠償、ドメインの引き渡し、ROM入手先の提供を請求しています。なお、現在サイトの1つは当面閉鎖、もう1つのサイトは任天堂のゲームタイトルをすべて削除しています。ただ、なぜ同じ会社が運営しているのに、提訴を受けた対応(サイト閉鎖とタイトルの削除)が異なっているのかは明確にわかっていません。
2021年からの海賊版を巡る長い戦いは任天堂完全勝利―任天堂、海賊版サイトとの訴訟にフランス最高裁判所で勝利と海外メディア報じる 2025.3.6 Thu 任天堂が違法アップロードサイトの運営会社を訴えていた裁判で…
『鋼嵐』はスクウェア・エニックスが関係して作られたものではない―開発中止『フロントミッション』アセット不正流用の訴訟について 2025.3.21 Fri 多くのゲーマーが寝耳に水状態の訴訟、果たして経緯は法廷で明…
不採算の中国事業を整理したイオンファンタジーに注目―4月に決算を発表するゲーム関連企業一覧【決算発表スケジュール】 2025.3.27 Thu 4月はゲームセンター運営のイオンファンタジーが本決算の発表を…