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モノビットは、リアルタイム通信エンジン開発専門のモノビットエンジン株式会社を設立したと発表しました。
モノビットエンジンの代表取締役社長には、モノビットにて2013年よりミドルウェア事業の立ち上げから製品開発を担ってきた安田京人氏が就任。取締役CTOには国産MMORPGで圧倒的なシェアを誇る、通信ミドルウェアの「VCE」を開発した中嶋謙互氏が就任するとのこと。
同社は、ゲームだけでなく、VRライブや複数人対応のxRコンテンツのコンサルティングから、設計・開発・運用までを請け負うミドルウェア開発事業を行っていくとしています。安田氏、中嶋氏からは就任メッセージが掲出されています。
■安田京人より就任のメッセージ
家庭用ゲームプログラマとしてゲーム業界に入り、様々なジャンルのゲームの開発を経験し、モノビット社では技術部長としてリアルタイム通信の研究開発、モノビットエンジンの開発と販売に従事して参りましたが、この度モノビットエンジン社の代表取締役という大任をつとめさせていただく事になりました。現在モノビットエンジンは様々なお客様にご利用いただいておりますが、「世界最速!」をテーマに、ワールドワイドに使っていただけるリアルタイム通信エンジンとして更なる品質向上とお客様サポートに注力して参ります。昨今ゲーム以外の分野でもコミュニケーションの一つとしてVR、 AR、 xR等の空間コミュニケーションに対する需要が非常に高まっており、我々のテクノロジーもお使いいただいておりますが、更なる一歩としてクラウドサービスでの製品展開という所も目指しており、お客様がスムーズにリアルタイムコミュニケーションコンテンツの開発ができる環境の提供を行って参ります。これからのモノビットエンジン社にご期待ください。
■中嶋謙互氏の就任のメッセージ
この度、モノビットエンジン社の取締役CTOを務めさせて頂くことになりました。モノビットエンジンは、ゲームだけでなくVR、 AR、xRによる多人数同時接続型のエンターテインメントコンテンツにも活用いただけるように、ますます使いやすく、機能も充実させて行くつもりです。また、今回の会社設立によって、クラウド事業者や通信事業者との資本提携も含めたアライアンスを加速させ、いままで実現できなかった通信クラウドサービスも提供していきたいと思っています。今後のモノビットエンジン社の新製品にどうぞご期待ください。
8月22日~24日で開催されるCEDEC 2018では、モノビットエンジンとして、セガゲームスの日合亨氏と「800万ダウンロードを達成した共闘ことばRPG 『コトダマン』でのモノビットエンジン採用実例と最新情報」のタイトルで講演を行います。