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マイクロソフトは、ゲーム開発におけるツールなどをまとめた「Microsoft Game Stack」を発表しました。
先月、アメリカで3月18日より開催される「GDC2019」でのマイクロソフトの予定議題として、「Xbox Live」がニンテンドースイッチやiOS/Androidへ対応させる計画が一時的にGDCの公式ウェブサイトに掲載されていましたが、この度、GDC開催を待たずマイクロソフトにより「Microsoft Game Stack」が発表されました。
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「Microsoft Game Stack」は、Azure、PlayFab、DirectX、Visual Studio、Xbox Live、App Center、Havokなどのゲーム開発プラットフォーム、ツール、サービスを集約したものです。ゲーム制作において必要とされるコンポーネントに簡単にアクセス可能とされています。
主要コンポーネントの一つであるXbox LiveのSDKを用いることにより、iOS/Androidで実績やゲーマースコア、プレイヤーの統計といったXbox Liveの機能を使用することが可能。また、先日年内の公開テストの実施が発表された「Project xCloud」でも用いられるクラウドプラットフォームMicrosoft Azureでは、世界の54箇所の地域にあるデータセンターを140か国で利用可能で、このサービスを用いることによりデバイスにとらわれない優れたゲーム体験を世界中のプレイヤーに提供可能とされています。なお、今回の発表ではXbox Liveのスイッチへの対応の言及はされていません。
「GDC2019」では、現地時間3月20日にマイクロソフトより、プラットフォームにまたがるXbox Liveについての講演が行われる予定です。