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ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、ハーマン・ハルスト氏がワールドワイド・スタジオ(WWS)の統括責任者(Head of WWS)に就任したと報告。今後ハルスト氏は、WWSを形成する14のスタジオを管轄し、ゲーム開発をリードする立場となります。
ハルスト氏は、『KILLZONE』シリーズや『Horizon Zero Dawn』などを手がけたゲリラゲームズの共同設立者であり、直近までマネージングディレクターを務めていました。2019年11月8日に発売を迎える『DEATH STRANDING』にも採用された独自のゲームエンジン「Decima」は、ハルスト氏がリーダーとなり生み出されたものです。
SIE社長兼CEOのジム・ライアン氏曰く、「ハーマンは情熱に満ち溢れ、ゲーム業界において最も有能かつ尊敬されているリーダーの一人」「素晴らしい体験を創り出すために、才能あるクリエイター達にどのように力を与えればよいかを熟知している人物でもあります」と評価しており、ハーマン氏がWWSを率いることで魅力的かつ多彩な体験をユーザーに提供できる、との見解を露わとしています。
◆WWS統括責任者 ハーマン・ハルスト氏 コメント
私は2001年以来、SIEやWWSと密接に仕事をしてまいりましたが、米国、欧州、日本の各スタジオにおけるクリエイティブな才能を持った人たちと、その意欲的なアイディアには常に大きな感銘を受けてきました。今、その素晴らしい才能を持つチームを率いて、『プレイステーション』のユーザーの皆様に最高のゲームをお届けするという重要なミッションを拝命し、大変光栄に思っています。
現WWSプレジデントの吉田修平氏は、外部のインディークリエイターの発掘や育成を支援する新たなイニシアチブのヘッドを務めるとのこと。また、ゲリラゲームズにおけるハルスト氏の後任として、アンジー・スメッツ氏、ヤン=バート ファン・ビーク氏、そしてミヒール・ファン・デル・レーウ氏が、共同スタジオ代表として就任します。
◆SIE社長兼CEO ジム・ライアン氏 コメント
新しいイニシアチブのヘッドを吉田に任せることができ、とても嬉しく思います。皆様もご存じの通り、吉田はインディーゲームに並々ならぬ情熱を持っています。
インディーゲームはゲーム業界の生命力の源であり、同時にSIEのコンテンツポートフォリオをユーザーの皆様にとって特別なものにしています。こうしたクリエイティビティ溢れる体験の創出に、吉田が専念することは大変重要だと思っています。
吉田は今後、SIEが横断的にインディーデベロッパーの皆様をサポートし応援することで、一層『プレイステーション』プラットフォームをご支援いただけるよう、よりよい関係を構築してまいります。