ZIZAIは、子会社であるIRIAMの全株式をDeNAへ譲渡することを発表しました。
IRIAM(イリアム)はもともと、ZIZAI(当時は、DUO)が2018年10月にサービス開始したスマホ向けライブ配信アプリ。バーチャルライバーたちとリアルタイムコミュニケーションが楽しめるアプリとしてはじまり、2020年4月からは1枚絵さえあれば、誰でもバーチャルライバーとして配信できるサービスへと拡張。2021年6月からは、AIによる自動キャラモデリング技術を搭載し、イラストが表情豊かに動くサービスのβテストを開始しています。
なおDeNAとしては20%の持ち株比率を100%に引き上げる形に。2020年6月に、同サービス運営を主事業とする株式会社IRIAMとしてZIZAIの子会社となりましたが、その後はDeNAから出資を受け、現在まで利用者数・売上等を成長させてきた経緯があります。
なお今回のM&Aに際し、IRIAMおよびZIZAIの代表取締役CEO・塚本大地氏は、ファウンダー兼顧問として今後もサービス拡大に取り組むとのこと。同氏によると、今回の事業譲渡は「IRIAMというプロダクトがグローバルで圧倒的No. 1になるためにはどうすべきか?」という前提のもと、「グローバルでの成功を狙えるポジションにいる」「類似ライブ配信サービスのPocochaで年間300億円ほどの売上に達している」「経営陣をはじめとするメンバーのレベルの高さ」などというDeNAの強みに加え、同社がIRIAMのプロダクトメンバーを高く評価をしてくれたことが決め手となったと説明しています。