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ソニーグループは、5月26日に2022年度の事業説明会を実施。そこで、年内にかけてPS5の生産を拡大していく方針を明らかにしました。
この説明会では、ゲーム&ネットワークサービス分野だけでなく音楽・映画分野などエンターテインメント方面全体の事業について、これまでの業績や今後の方針などが語られています。その中でソニー・インタラクティブエンタテインメントの社長兼CEOであるジム・ライアン氏は、半導体などの部品の不足により伸び悩んでいるPS5の生産に関して、2022年は大きく増やす考えを明かしました。
同氏はサプライチェーンの制約が緩和しつつあり、部品不足は改善してきているとコメントしています。2022年は生産台数を大きく増やし、かつてない水準まで強化するという考えも示したようです。
また、公開された資料ではPS5の発売2年目より、市場への供給不足で販売台数がPS4を下回ったことを説明。3年目となる2022年から増産によって供給量の差を縮め、4年目以降にPS4の累計販売台数を追い抜く見込みを立てています。さらに供給対策として、複数サプライヤーからの部品調達、物流ルートを確保するための交渉の継続なども挙げられました。