Blizzard AlbanyのQAチーム(テスターを含む品質管理部門)は、現地時間12月2日に組合結成に関する投票を行い、賛成多数でActivision Blizzard傘下2番目の組合になったと海外メディアPolygonやThe Washington Postなどが報じています。
Blizzard Albanyは旧Vicarious Visionsであり、現在は『ディアブロ IV』の開発にも関わっています。同スタジオのQAチームが組合結成を求めて実施した投票に関しては、Activision Blizzard側が同チームは約20人と規模が小さすぎるため「スタジオ全体に組合化を問う投票を行うべきだ」として集計延期を要請し、「組合つぶし」との批判もされていました。
Activision Blizzardによる延期要請はNLRB(全米労働関係委員会)によって拒否されていましたが、当初の投票日は悪天候で延期され、現地時間12月2日に投票が実施されました。NLRBによると、投票権があったのは18人で、異議があった票を除いて賛成14に対して反対0となり、組合が結成されたとのことです。組合はGWA Albanyとして、Raven SoftwareのQAチームと同じくCODE-CWA(Communications Workers of America - Campaign to Organize Digital Employees)に参加します。
またPolygonの取材に対してActivision Blizzardのスポークスパーソンは、「私達はAlbanyチーム全体が投票権を持つべきだとまだ信じています。これはチームの全メンバーにとっての基本的な公平性と権利についてのことです」とコメントしています。