SMBCコンシューマーファイナンスは、20歳~29歳の男女1,000名を対象にインターネットで実施したリサーチ「20代の金銭感覚についての意識調査2023」の集計結果を公開しました。
調査結果の全容はSMBCコンシューマーファイナンス公式サイト内のニュースリリースページでご確認ください。
同ページでは、前回調査となる「20代の金銭感覚についての意識調査2022」の調査結果も2022年1月13日に発表されています。
20代の金銭感覚についての意識調査2023
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳~29歳の男女
調査期間:2022年11月25日~28日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル(20代前半の男性と女性、20代後半の男性と女性で各250サンプルずつ)
調査協力会社:ネットエイジア
サマリー
20代の貯蓄額は平均64万円、前回調査から4万円の減少
「現在の貯蓄状況に不安を感じている」74.0%、20代後半女性は80.0%
仕事をリタイアする年齢までにあれば安心できる貯蓄額 平均は2,348万円、前回調査から26万円の増加
ゲーム課金「お金を使ってでもゲームを有利に進めたい」13.6%
「ゲーム課金をしている」15.5% 金額は前回から834円増加し平均5,638円/月
「金銭感覚が異なる人とは夫婦になりたくない」65.9%、女性は79.2%
20代の半数以上が結婚しようと思えるのは「年収600万円」、前回調査から上昇
20代の半数以上が1人目の子育てに前向きになるのは「年収700万円」、前回調査から上昇
20代有職者の目標年収 平均755万円、前回調査から50万円の増加
学びたい「社会で生きるための知識」1位:資産形成・資産運用/2位:保険・リスク管理/3位:生活設計/4位:家計管理/5位:お金のトラブル
20代貯蓄額は平均64万円、前回調査から4万円減少
現時点でどのくらいの貯蓄があるか聞いたところ「50万円以下(44.7%)」にもっとも多くの回答が集まったほか「50万円超~100万円以下(12.7%)」にも回答が見られ、調整平均(上位数%のデータに見られる極端な値(貯蓄額数億円など)の影響を除外するため、上位と下位10%ずつのデータを除外して算出した10%調整平均を利用)は64万円でした。また「0円」は17.5%でした。
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前回の調査結果と比較すると、現在の貯蓄額の調整平均は4万円の減少(68万円→64万円)となりました。
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「現在の貯蓄状況に不安を感じている」74.0%
現在の自分の貯蓄状況について不安を感じているか聞いたところ「感じている」が74.0%、「感じていない」は26.0%となりました。長引くコロナ禍で経済の先行きを見通すことが難しいためか、貯蓄状況に対し不安を抱いている人が多いように感じられます。
男女・年代別に見ると、不安を感じている人の割合は20代後半女性が80.0%と特に高くなりました。
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仕事のリタイア時にあると安心する貯蓄額平均は2,348万円
仕事をリタイアする年齢までに貯蓄がいくらあれば安心できるか聞いたところ「500万円以下(18.0%)」、「500万円超~1千万円以下(19.9%)」、「1千万円超~2千万円以下(18.3%)」に回答が集まり、調整平均は2,348万円でした。
前回と比べると調整平均は26万円の増加(2,322万円→2,348万円)となりました。
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ゲーム課金「お金を使ってでも有利に進めたい」13.6%
全回答者(1,000名)に、ゲーム消費について質問しました。お金を使ってゲームをすることについて聞いたところ、「お金を使ってでも(課金してでも)ゲームを有利に進めたいか」という問いには「そう思う」が13.6%、「お金を使わないと楽しく遊べないと思うか」には「そう思う」が20.3%となりました。
アイテムやキャラクターの入手について聞いたところ「ほしいアイテム・キャラを手に入れるためのお金は惜しみたくない」は「そう思う」が16.1%、「レアアイテムやレアキャラを手に入れたときに誇らしい気持ちになる」は「そう思う」が39.6%となりました。
前回の結果と比較すると「レアアイテムやレアキャラを手に入れたときに誇らしい気持ちになる」に「そう思う」と回答した人の割合は、女性では7.4ポイントの下降(42.0%→34.6%)となりました。
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「ゲーム課金をしている」15.5% 金額は前回から834円増加
次に、ゲーム課金(ゲームでのアイテムの購入やガチャなどの利用)の実態について質問しました。
ゲーム課金にお金をかけている人の割合は15.5%で、それらの人がひと月あたりにかけている金額の平均は5,638円でした。
前回の調査結果と比較すると、お金をかけている人の割合は2.9ポイントの下降(18.4%→15.5%)となりました。また、金額の平均は、全体で834円の増加(4,804円→5,638円)となり、男性が608円の増加(4,890円→5,498円)、女性が1,170円の増加(4,673円→5,843円)となりました。お金をかけている人が減る一方で、実際にお金をかける人1人あたりの消費額は増えている実態が明らかとなりました。
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また、ゲーム課金での経験を聞いたところ「ゲームで課金しすぎて生活に困ったことがある」について「ある」が9.2%、「ゲーム課金したことに後悔したことがある」は「ある」が23.6%となりました。
後者の質問で「ある」と回答した人の割合は男性で29.2%となっており、女性(18.0%)より10ポイント以上高くなっています。
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「金銭感覚が異なる人とは夫婦になりたくない」65.9%
「金銭感覚が異なる人とは夫婦になりたくない」かを聞いたところ、男女計で「あてはまる」が65.9%となりました。
男女別に見ると、女性は「夫婦になりたくない」と回答した人の割合が79.2%と、男性の52.6%と比べて26.6ポイント高くなりました。
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さらに「幸せになるにはお金が必要」かを聞くと、男女計で「あてはまる」が74.1%となりました。男女別に見ると、女性は「あてはまる」の割合が82.0%となっており、男性の66.2%より15.8ポイント高くなりました。
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20代の半数以上が結婚しようと思えるのは「年収600万円」
「結婚しようと思える世帯年収額」を聞いたところ、「年収400万円あれば」までの合計が32.8%、「年収500万円あれば」までの合計が49.9%、「年収600万円あれば」までの合計が61.0%となり、20代の半数以上が結婚をイメージできるのは年収600万円となりました。
また、「年収がどんなに多くても結婚をしたいと思えない」は17.7%でした。前回の調査結果と比較すると、半数以上が結婚しようと思えるのは前回は「年収500万円あれば(51.9%)」であったことに対し、今回は「600万円(61.0%)」になったことから、結婚へのハードルが上昇しています。
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20代の半数以上が1人目の子育てに前向きになるのは「年収700万円」
1人目の出産・子育てをしようと思える世帯年収額を聞いたところ、前回調査では20代の半数以上が「年収600万円(50.0%)」であったのに対し、今回の調査では「年収700万円(57.2%)」になり、結婚と同様に出産・子育てに対するハードルも上昇しました。
また、「年収がどんなに多くても出産・子育てをしたいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査14.5%→今回調査19.5%となり、5.0ポイント上昇しました。
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20代有職者の目標年収は平均755万円
パート・アルバイトを除いた有職者565名に目標年収(個人年収)を聞いたところ平均は755万円で、男性は903万円、女性は586万円でした。
前回の調査結果と比べると目標年収平均が全体で50万円の増加(705万円→755万円)、男性は58万円の増加(845万円→903万円)、女性は69万円の増加(517万円→586万円)となりました。
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また、「管理職になってもいいと思える年収」を聞いたところ平均は949万円で、男性は1,011万円、女性は878万円でした。
前回の調査結果と比べると、全体では42万円の増加(907万円→949万円)、男性は31万円の増加(980万円→1,011万円)、女性は71万円の増加(807万円→878万円)となりました。
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学びたい「社会で生きるための知識」1位は「資産形成・資産運用」
全回答者(1,000名)に、学びたいと思う「社会の中で生きるための知識」を聞いたところ、「資産形成・資産運用」が38.7%ともっとも高くなりました。
「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」が31.2%、「生活設計(人生設計と人生に必要な資金の計画)」が30.8%、「家計管理」が27.8%、「お金のトラブル」が25.0%と続きます。
男女別に見ると、女性は「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」が35.4%、「生活設計(人生設計と人生に必要な資金の計画)」が35.0%、「家計管理」が32.4%と、男性(順に27.0%、26.6%、23.2%)と比べてそれぞれ5ポイント以上高くなりました。
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