さまざまな業界にデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開するシリコンスタジオは、アルゴグラフィックスとの産業向けゲームエンジン活用に関する協業の下でSUBARUに向けた走行デザインレビューシステムを開発し、提供しました。
同レビューシステムは「Unreal Engine 4」で開発されており、設計中の車両を実際に走行しているような状態で確認できます。SUBARUが保有する3Dビジュアライゼーションソフトウェアで制作された車両モデルデータを取り込むと、走行状態を再現できるデータに変換し、ワインディングロードなどを実際に走行しているシーンがリアルタイム3DCGで生成・描画されます。
あらかじめ用意した別の車両モデルと並走させることも可能なほか、走行車両に追従するカメラは正面、俯瞰、CMモードなど、7種類を切り替えられます。さらに、再生、一時停止、頭出しなどのアニメーション再生機能も実装されています。
シリコンスタジオはSUBARUからのリクエストに応え、Unreal Engine 5活用によるさらなる高品質化、車の挙動のリアルさの追求、悪路での走行シーンにおける砂・砂利・粉塵などのエフェクト追加など、デザインレビューの幅を広げるための取り組みを進めています。
同社は今後もアルゴグラフィックスとの協業でお互いの強みを生かし、CGやゲームエンジンを活用したソリューションを幅広い業種・業界向けに展開して日本の産業界におけるDX推進に貢献していくとしています。
